台湾・台南で生まれ、130年愛され続ける小さな一杯。
その由来と楽しみ方を、1986年創業の専門店がご紹介します。
担仔麺とは、1895年(明治28年)に台湾南部の古都・台南で生まれた麺料理です。小ぶりの椀にあっさりとした優しいスープと麺を合わせ、じっくり煮込んだ肉そぼろと香菜(パクチー)を添えた一杯で、130年たった今も台湾を代表する小吃として愛され続けています。
その始まりは、台南の漁師・洪芋頭が、台風で漁に出られない閑散期(小月)の生計を立てるため、天秤棒(担仔=タンツー)で屋台を担いで麺を売り歩いたことだと伝えられています。「担いで売る麺」だから担仔麺——名前にはその歴史がそのまま刻まれています。
屋台の名は「度小月」。「閑散期をしのぐ」という意味のこの屋号は、いまも台南に続く担仔麺の名店の名として知られています。
担仔麺は「タンツーメン」と読みます。「担仔」は台湾語で天秤棒のこと。日本語では「タンツー麺」「たんつーめん」と表記されることもありますが、すべて同じ料理を指します。
よく混同されるのが「担担麺(タンタンメン)」で、「担々麺」とも表記されます。文字は似ていますが、担担麺(担々麺)は中国・四川省発祥の辛い麺料理で、台南発祥の担仔麺とはまったくの別物です。
| 担仔麺(タンツーメン) | 担担麺・担々麺(タンタンメン) | |
|---|---|---|
| 発祥 | 台湾・台南(1895年) | 中国・四川省 |
| 味 | 辛くない。あっさりとした優しいスープ | 香辛料の効いた辛い味 |
| スタイル | 小ぶりの椀で「おやつ」感覚 | 一食分の麺料理 |
担仔麺は小ぶりの椀で供されるのが伝統で、台南では食事というより「おやつ」感覚で親しまれています。魯蛋と呼ばれる醤油味の煮玉子をのせるのが現地流の楽しみ方です。
また台南では、担仔麺一杯で食事を終えることはあまりありません。滷肉飯や小皿料理を何品も並べ、少しずつシェアしながら味わうのが現地のスタイルです。
東京では、1986年の創業以来、秘伝のスープを守り続ける水道橋・神保町の「台南担仔麺 水道橋本店」と新橋・汐留の「台湾担仔麺 汐留店」で、本場さながらの担仔麺と小皿料理をお楽しみいただけます。
「タンツーメン」と読みます。日本語では「タンツー麺」「たんつーめん」と表記されることもありますが、いずれも台湾・台南発祥の同じ麺料理を指します。
担担麺(「担々麺」とも表記します)は中国・四川省発祥の辛い麺料理、担仔麺は台湾・台南発祥の辛くない麺料理で、まったく別の料理です。担仔麺はあっさりとした優しいスープに肉そぼろと香菜を添えた小ぶりの一杯が特徴です。
辛くありません。あっさりとした優しいスープの麺料理なので、辛いものが苦手な方やお子さまにも召し上がっていただけます。
1895年、台湾南部の古都・台南で生まれました。漁の閑散期に漁師の洪芋頭(ホン・ユートウ)が天秤棒(担仔)で屋台を担いで麺を売り始めたのが起源とされ、「度小月」の名で台南名物になりました。
1986年創業の台湾料理専門店「台湾担仔麺」でお召し上がりいただけます。水道橋・神保町エリアの「台南担仔麺 水道橋本店」(水道橋駅徒歩2分・神保町駅徒歩2分)と、新橋・汐留の「台湾担仔麺 汐留店」(汐留シティセンターB1F)の2店舗です。秘伝のスープを守り続けた本場台南の味をご用意しています。